《札幌中高一貫校リスト》
※札幌市近郊は、私立・公立別に50音順です。
※北海道教育大附属札幌中学は高校はありません。
※塾・家庭教師さんが引用される場合は、ご連絡頂けると幸いです。
【札幌大谷中学校】

札幌大谷は1906年に開校した伝統校。1948年に中学校が開設。2003年度に6ヵ年一貫英数コースが設置。2008年度には中学校が男女共学となり同時に英数選抜コースが設置されます。
また2021年度より『医進選抜コース』が開設され、医学部・歯学部を目指します。『英数選抜コース』は旧帝大など難関大学合格を目指すカリキュラム内容になっております。
さらに特進・音楽・美術コース」は2021年度より『プログレス・アスリート・アートコース』に再編され、学習と部活動の両立を軸に6年間を過ごします。
コース再編に伴い、入試自体も全コース4教科受験へ変更。2021年度については一部共通問題対応。さらに2019年度より『特待生制度』を導入しております。
『大谷予備門』を設置、学年の枠を超え放課後、土曜日、長期休暇に更なる学力の充実を図ります。
【中高一貫生・2020年度実績(浪人含む)】
→教育大1・室蘭工大2・札幌医大1・東京外大1・信州大1 など。
→同志社1・関西学院大1・法政大1・北海学園大4・北星学園大3 など。
【入試傾向】
『国語の出題傾向(英数・特進共通)』
過去問を分析すると共通問題ゆえに難易度の幅は広い。年度によって異なるものの、問題素材の難易度が易しいと設問分量は多くなり、難易度が高いと設問は少なめになる傾向があります。記述は字数制限がない設問の対策として語句、慣用句、ことわざなどの知識の充実も必要。2020年度では大問3にて50字以内での解答する問題が出題されており要点の簡潔演習も必要です。
『算数の出題傾向(英数・特進共通)』
過去問を分析しますと難易度は標準レベル。特進コースとの共通問題になった影響が考えられる。文章題と図形が70%から60%に落ち着いたが依然として半分以上を占める。計算問題は四則演算だが内容は複雑なので工夫が必要。図形は面積や角度、立体の体積、文章題は速さ、割合、平均、など幅広いが中学受験としての代表的な演習が必要です。また推理力、数列、規則性などが要注意です。2020年度は正方形と長方形の規則性問題、積み木を用いた体積問題が出題されました。また途中式、考え方の記載も指定問題として出題されてます。
『理科の出題傾向(英数選抜のみ)』
過去問を分析しますと全体的には4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。物理は電流・磁界、化学は水溶液、溶け方、生物は動物、植物の働き、地学は大地や天気など、内容自体は中学受験として特有の出題が多いので注意したい。また時事問題、科学ニュースの出題あり。ただし2020年度は時事問題、環境問題は出題はなかった為、次年度入試は出題に気をつけたいところです。
『社会の出題傾向(英数選抜のみ)』
過去問を分析しますと地理歴史で70%以上を占める。ともに基礎内容から中学の内容までと幅広い出題。一部、高難易度の問題も出題されているので対策は必要。地理は地図や資料を用いた出題が多い。また地理歴史共に北海道に関わる問題が散見されているので要注意です。また2020年度も最終問題で80〜100字以内で説明する出題がありました。日頃からの文章作成演習は必要です。
【エデュオからの『札幌大谷中学』メモ...】
《授業の特色》
【英数選抜コース】
→難関大学を狙っていく内容です。週37時間授業を展開していきます。国語・数学・英語・理科については中学2年までに中学内容は修了します。また授業で理解が難しかった生徒にはOST(基礎定着時間)で個別にサポート対応。
またニュージーランド研修(3ヵ月留学か3週間研修の選択)において英語力を養い受験突破の原動力にしていきます。
【特進コース】
→英語・数学は習熟度別授業を展開してます。また放課後学習支援システム(SSST)を活用して充実を図ります。
更に「6ヵ年強化クラブ」があり、受験を視野に入れながらハイレベルの部活に励みます。
【音楽・美術コース】
→音楽コースは主に有名音楽大学を目指します。音楽室・レッスン室などの専用設備が12室完備されてます。
→美術コースは主に全国の美術系大学を目指します。デッサン、水彩・油彩に加え、現役作家の先生による授業、美術館鑑賞、石膏取りなど授業内容は充実してます。
《地域別生徒数(上位5地域)》
①東区47名 ②北区36名 ③白石区20名 ④西区19名 ⑤豊平区18名
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札幌光星は1934年に開校した伝統校です。途中、募集停止した中学校を1994年に再開。さらに2008年からは男女共学になりました。
また光星の教育はカトリックの教えの基づく人間教育を柱にしており、聖書の言葉『地の塩・世の光』を校訓に社会に出て他者の幸せのために働ける人となり、リーダーとして活躍する人材を目標としています。
2011年度から『ルカクプログラム』が実施され、より『真の学び』の追究し好奇心、探求心の向上を目指します。
2019年度からは『LE型入試』も実施され英検4級以上取得受験生には選択肢が広がります。
【中高一貫生・2020年度実績(浪人含む)】(※卒業生66名)
→北大5・小樽商大3・北海道教育大2・筑波大1・広島大1 など。
→MARCH5・日東駒専5・北海学園大25・北海道医療大26、など。
【入試傾向】
『国語の出題傾向』
合格者平均点は54点。標準レベル。過去問を分析しますと読解中心で題材自体は少々難易度は高い。選択形式、記述式はバランスよく出題され設問は標準レベル。毎年、長文記述も頻出されてるので注意が必要。2020年度も第1問で100字以内、第3問で40字以内の記述解答が出題されました。設問に対する解答の仕方、主語をきちんと入れること、字数指定の80%は必ず書くことが重要です。また漢字の読み書き、語句、熟語に関する知識も要求されてるので様々な問題への慣れが必要です。
『算数の出題傾向』
合格者平均点は71点。過去問を分析しますと図形、文章問題が80%ほど占めてる状況。難易度は標準。中学受験としてのスタンダードな問題で構成されてます。計算は教科書の応用レベル。図形は面積や角度、展開図、体積を求める問題、文章題としては速さや割合など中学受験の定番形式をしっかり演習しておきたいです。2020年度もおはじきと正方形の規則性、試合結果に伴う推理問題が出題されましたが過去問から傾向を把握すること、時間配分をしっかり身につけておく事が大切です。
『理科の出題傾向』
合格者平均点は53点。過去問を分析しますと、4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。高難度の問題は出題されていないが問題量が比較的多いので時間配分を気にしながら対応することが必要です。物理系はてこの問題は定番。または振り子問題。電流もよく出題。化学系は水溶液に関する出題が多く、ものの溶け方など代表的な問題は確実に解いておきたいところです。生物系は遺伝子系の他、光合成など植物関係は頻出され、地学系は天気、天体、大地はどれもバランスよく準備しておきたいです。2020年度での記述解答問題は出題されませんでしたが、大問8まであるので時間配分には気をつけたいところです。
『社会の出題傾向』
合格者平均点は63点。過去問を分析しますと毎年地理・歴史・公民・作文問題で構成。地理、歴史、政治関係はバランスよく出題されている。社会も標準的なレベルであり、小学校で学習した内容はしっかりと確実に身につけておくことが必要です。地理関係は産業、気候、地形など、歴史関係はまんべんなく、レベルは標準。公民関係は三権分立、憲法が中心。また光星中学の社会は必ず最後に100字程度の作文が出題されます。2020年度では「那覇空港で財布を無くした高校生とそれを助けた男性との出来事」について自身が感じた事、これからの生活で大切にしたい事を作文にする問題が出題されました。普段からの記述に慣れておくことが必要です。
【エデュオからの『札幌光星中学』メモ...】
《授業の特色》
①5年(高校2年)までに特定教科の中学・高校内容を修了する進度で授業が実施されてます
②『数学・英語』については中学3年から習熟度別授業を展開していきます。
③『ルカクプログラム』とは、「ルカク国語・社会・理科・英語」があり、ディベート、JICA訪問、ヨーロッパ研修、モデルロケット体験学習など、教科の枠にとらわれず自らの問題提起、調査、解決していく力を養っていきます。
《入試メモ...》
札幌光星中学の受験では「追加合格」がありません。
2020年度入試は他校との併願日程の関係もあり実質倍率は1.67倍。ここ数年では激戦となった状況です。入学者87名のうち40名がLE型入学で割合が増加しております。
2019年度入試からは合格安全圏基準も240点から260点へアップ。
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【札幌日大中学校】

平成15年に札幌日大中学(中高一貫)が開設されて以来、東大、京大、旧帝大など難関大に合格実績を出しております。またグローバル社会への適応環境として平成29年にSSH(スーパーサイエンスハイスクール・実践型)に指定されました。また2020年度より『科学技術人材育成重点枠』に指定され高大接続、広域連携、海外連携、地球規模の社会共創に取り組みます。
入試制度としては、平成29年度よりスーパーアクティブコース(SA)とアクティブコースを設置。
SAコースについてはよりハイレベルな教科指導で東大京大・医学部への進学を目指す内容となってます。
2019年度より特待生入試を実施。それに伴い入試日程も複数日程になり受験選択の幅が広がります。
さらに英検資格取得者には加点制度によりそれぞれ、英検3級以上20点、準2級以上30点が加算されます。また専願出願については総得点に20点が加算されます。
【2020年度実績(浪人含む)】※全コース合計
→北大12・東北大3・名古屋大2・札幌医大4・樽商大9、北海道教育大15 など。
→早稲田大1・慶応大4・東京理科大9・MARCH27・北海学園大49・北海道医療大37 など。
【入試傾向(平均点はA日程)】
『国語の出題傾向』
合格者平均点はSAコースが50.0%、Aコースが41.8%%。難易度は標準からやや難。素材自体は特別に難しくないが記述量が多いのが特徴。記述式が多く、本文から抜き出して解答や自分の言葉で解答を作成する問題もあります。2020年度では記述式解答問題も文字数制限の解答作成は無くなり、自らの解答要約が必要になりました。またB日程の大問2・大問3では「待機児童」「集団的自衛権と世論調査」についての会話や資料を参考に自分の考えをを書く問題も出題されましたが2021年度ではこの適性型問題から「小説・評論・物語」へ変更され、それに伴い大問2問へ変更となります。
『算数の出題傾向』
合格者平均点はSAコースが51.9%、Aコース36.8%。難易度は標準からやや難。中学受験としてはスタンダードな出題傾向。図形と文章題が80%以上を占めます。
単純な面積を求める問題や2020年度のように扇型や正方形の回転問題、立体の裁断問題、規則性や比などなど幅広く出題されてます
『理科の出題傾向』
合格者平均点はSAコースが59.3%、Aコースが44.5%。傾向としては4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。物理は電気、てこ、振り子が、化学は水溶液や気体が頻出されてます。生物は植物・動物が、地学は概ね天体、天気が頻出されるが大地のつくりからも要注意が必要。2020年度では自然界の生物の繋がりを人工的な環境へ置き換えて解答させる問題も出題されています。
『社会の出題傾向』
合格者平均点はSAコースが50.9%。Aコースが40.8%。傾向としては地理歴史で75%を占めます。
地理は基本的に各都道府県に関する産業、人口、面積、地形などをもとにした出題され、歴史は近代史も要注意です。また公民分野について2020年度は「環境と自動車」や近年の様々な「ネットワークの活用」など幅広い時事問題が出題されています。普段から国内・外の出来事に関心を持っておくことが必要になります。
『総合学力入試の出題傾向』
合格者平均は総合学力(国語・社会)がSAコース55.5%、Aコース47.7%、総合学力(算数・理科)がSAコース67.9%、Aコース50.2%。2020年度について総合(国語社会)では題材テーマについて自分のことに置き換えて、その理由を作成、資料の読み取りからの要約、及び資料からからの提案作成などの記述問題が出題。総合(算数理科)は交通移動の計画、回路における導線の繋ぐ方法、水泳におけるタイムの攻略、インゲンマメの実験方法など算数・理科の特色ある問題が出題されてます。
【エデュオから『札幌日大中学』メモ...】
《授業の特色》
①『PLSSカリキュラム』として個人の学習を支援する独自カリキュラムを実施してます。
②『習熟アクティブクラス制』→習熟クラス毎に指導内容が異なり、基本事項と演習事項のウェイトに変化を持たせています。
③『生活設計ファイル(PDCA File)』を使用して一週間ごとの学習目標、学習内容、学習評価を生徒が行うシステムを実践してます。
④国際化教育→オーストラリア研修旅行、ケンブリッジ大学語学研修などグローバル人材の育成に努めてます。
《部活動の特色》
札幌日大中学に部活動は週に2~3回くらいです。加入率は80%程。スポーツや文化を通して文武両道を実践しています。
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【札幌聖心女子中学校】

1963年度に7番目の日本の姉妹校として開校した札幌聖心女子中学。『魂を育てる・知性を磨く・実行力を養う』この3つの柱を実践してます。世界146校の姉妹校とのネットワークを活かして20種類以上の研修プログラムがありグローバル教育や探求型学習を実践しております。また生徒一人一人への対応として『グローバルイシューズプログラム』では教科横断型授業や持続可能な社会を目指すSDGsの授業、ICT活用技術習得を通し『思考力・判断力・表現力』を伸ばす取り組みを実践しております。2021年度より中学1年生と高校1年生には1人一台のノートパソコンを所持してもらい、創造性と批判的思考力を育むICT授業のなかでより深い学びに変わっていきます。またカトリック校として学校生活の中でキリスト教の価値観に触れながら自分にとって本当に大切なものは何かを見極め、将来の進路を主体的に選択していく生徒を育みます。 また英検加点選考を実施してます。英検準2級:30点、英検3級:20点が加点されます。
【2020年度実績(浪人含む)】
→札幌医大1
→聖心女子大12・上智大・中央大/各2・聖マリアンナ医科大・明治大・立教大・同志社/各1 など。
【入試傾向】
『国語の出題傾向』
合格者平均得点率59.1%。過去問を分析しますと大問が二つ。2020年度も30字以内での記述問題が出題されています。また漢字の読み書き、語句、慣用句の意味、使い方など設問自体は幅広く出題されています。聖心女子の特徴として出題の中に自分の考えやその理由を問う設問があります。2020年度は受験生自身の最も印象に残っている過去の訪問先での出来事や印象を記述する問題が出題されてます。心情も含め300字〜400字の記述になりますが過去問などで慣らしておくといいでしょう。
『算数の出題傾向』
合格者平均得点率67.2%。過去問を分析しますと内容は標準的。他の私立中学と比較すると図形の出題が少なめです。代わりに文章題が全体の50%を占めます。内容的には計算問題は分数と小数の混合。比や式の中の□の穴埋めは頻出。文章問題は速さ、比、割合など中学受験の代表的な内容が多く出題され、図形は面積、体積が中心。また2020年度では第6問のような『ストラックアウト』を題材にした推理問題が出題されてます。
『理科の出題傾向』
合格者平均得点率50.6%。過去問を分析しますと、4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。どの分野も中学受験の代表的な問題が出題されてますのでまんべんなく対応が必要です。2019年度では水溶液、昆虫について、電磁石の問題、地震及びプレートなど定番問題が出題されてます。日頃からの基礎固めと受験用の演習をしっかり学習しましょう。過去には環境問題などの出題もあるので要注意。
『社会の出題傾向』
合格者平均得点率60.0%。過去問を分析しますと、地理分野よりも歴史分野の方が割合は大きい。地理は基本的な気候、国名、地名を押さえること。歴史は古代から現代まで幅広く出題されている。公民分野では国会、選挙が中心。また国際連合も注意。また時事問題では自分の考え、アイデアを問う問題が出題。単純な知識問題もあるが、2020年度では問題文作成問題が出題。明智光秀に関する問題、首里城火災など、普段から新聞やニュースに耳を傾けておくと時事問題への取り組みがしやすいでしょう。
『英語の出題傾向』
過去問より、大問は5題。聞き取り、適語選択、適文選択、長文読解で構成されてます。内容は中学1、2の内容が主体になっているが、一部、中学3年の内容もあり難易度はやや高め。長文読解では内容把握が求められます。
【エデュオからの『札幌聖心女子中学』メモ...】
《進路メモ...》
『指定校推薦枠が充実』
姉妹校の「聖心女子大学」には特別推薦枠があり3~4割が進学してます。
生徒全体の70%が推薦制度を活用して進路が決定されてます。
『聖心女子大学 就職状況』
聖心女子大学は『2019年度 有名企業400社実就職率ランキング』において45位(542大学中)。女子大の中では6位にランクされております。
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【藤女子中学校】

藤女子中学は1925年に開校した伝統校です。全道で唯一の高校受験のない完全中高一貫の女子校です。
2003年には新校舎も完成。2025年には創立100周年を迎えます。教育目標として『中高一貫教育』『女子教育』『国際教育』を掲げ、変化の激しいこの世の中、自分らしくしなやかに生き、学んだことを他者のために生かすことが出来る女性の育成をしています。
また藤女子中学校も2009年度から4教科入試へ移行。さらに『アドバンスト』コースを選択することによって難関国公立、医学部合格に向けたカリキュラムも実施されています。
【2020年度実績(浪人含む)】
→北大3・旭川医大1・小樽商大2・北海道教育大5・千葉大1など。
→早稲田大1・慶応大2・上智大3・MARCH10・藤女子大46・北海学園大9・北海道科学大35・北海道医療大17など。
【入試傾向】
『国語の出題傾向』
合格者平均点は60.2点。難易度は標準からやや難。問題構成は大問3題。さらにその文章に関わる自由記述が出題されており、2020年度は出題文章に関して自分自身の体験を踏まえ、その時の心情、その体験が自身にもたらしたものを内容を200字〜300字以内で記述説明する出題でした。このほか、漢字の読み書き、文法・用法も出題されてますのでしっかりとした演習も必要です。
『算数の出題傾向』
合格者平均点60.8点。難易度は標準。他の私立中学同様、図形と文章題が70%占めます。以前の藤中学の算数が計算問題が約半分を占めていた事を考えると大学受験を念頭に置いた傾向の変化とも言えます。計算問題は教科書レベルから標準、図形は面積、体積、角度の出題ですが工夫された解答への演習が必要。文章題は速さ、割合、比の計算が出題されるが中学受験定番の出題が多く代表的な傾向を演習したいところ。2020年度は特別な難問は出題されておりませんが規則性・推理・集合など読解力が必要な出題が多い。2020年度は円が正方形の中を動いた際の描かれる部分の面積を求める出題がありました。また規則性の出題もあり演習が必要です。
『理科の出題傾向』
合格者平均は52.8%。難易度は標準。4分野(物理・化学・生物・地学)がほぼ同じバランスで出題されてます。中学受験として難易度の高い内容は要求されておらず、基礎力を身につけることを最優先に演習したい。水溶液、状態変化、植物、昆虫など代表的な出題が多い。2020年度は電流計・電磁石、水溶液、月の見え方、ヒトのからだ、流れる水のはたらきなどが出題されました。
『社会の出題傾向』
合格者平均は41.2%。難易度は標準。地理歴史で70%を占めてます。地理については北海道に関する内容が出題されることが多いので要注意。公民分野は憲法、三権が中心も近年は出題頻度は少ない。時事問題については広い範囲からの出題傾向があり、日頃から新聞、ニュースなどで社会情勢の確認が必要です。2020年度は小問10題の出題はなくなりました。また自分の考えを答えさせる問題があるので記述には要注意です。2020年度は鉄道路線の廃止に伴う人々の影響、選挙の投票率の減少理由の記述問題が出題されてます。
【エデュオからの『藤女子中学』メモ...】
《授業の特色》
2017年4月から65分授業(一日5時間授業)実施してます。
英語教育ではネイティブ教員によるLC(Language and Culture)が中学1年から展開されております。
土曜日には希望者を対象に講座を実施。通常の授業内容をより深く理解していきます。
2019年度より中学3年進学時に英語・数学にて『A(Advanced)・M(Motivation)・S(Standard)』のそれぞれのコースにおいて自主選択が可能になります(一部、校内基準あり)。よって自分に見合った内容で授業を受けることが出来ます。
《入試メモ...》
2020年度の合格者平均点は169.1点(56.4%)でした。昨年と大きな変化はありませんが60%の得点率を目指した対策が必要です。
系列大学である『藤女子大学』へは『姉妹校推薦枠』があり、2020年度も46名が合格してます。
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