札幌中学受験情報

《札幌中高一貫校リスト》

※札幌市近郊は私立・公立別に50音順です。
※北海道教育大附属札幌中学は高校は併設されておりません。

※塾・家庭教師の方が引用される際、ご連絡頂けると幸いです。

【札幌大谷中学校】


札幌大谷は1906年に開校した伝統校。1948年に中学校が開設。2003年度に6ヵ年一貫英数コースが設置。2008年度には中学校が男女共学となり同時に英数選抜コースが設置されます。
また2021年度より『医進選抜コース』が開設。医学部・歯学部を目指します。『英数選抜コース』は旧帝大など難関大学合格を目指すカリキュラム内容になっております。
さらに特進・音楽・美術コース」は2021年度より『プログレス・アスリート・アートコース』に再編され、学習と部活動の両立を軸に6年間を過ごします。
コース再編に伴い、入試自体も全コース4教科受験へ変更。2021年度については一部共通問題対応。さらに2019年度より『特待生制度』を導入しております。
『大谷予備門』を設置、学年の枠を超え放課後、土曜日、長期休暇に更なる学力の充実を図ります。

【中高一貫生・2020年度実績(浪人含む)】
→教育大1・室蘭工大2・札幌医大1・東京外大1・信州大1 など。
→同志社1・関西学院大1・法政大1・北海学園大4・北星学園大3 など。


【入試傾向】
『国語の出題傾向(英数・特進共通)』
  • 過去問を分析すると共通問題ゆえに難易度の幅は広い。年度によって異なるものの、問題素材の難易度が易しいと設問分量は多くなり、難易度が高いと設問は少なめになる傾向があります。記述は字数制限がない設問の対策として語句、慣用句、ことわざなどの知識の充実も必要。2020年度では大問3にて50字以内での解答する問題が出題されており要点の簡潔演習も必要です。


  • 『算数の出題傾向(英数・特進共通)』
  • 過去問を分析しますと難易度は標準レベル。特進コースとの共通問題になった影響が考えられる。文章題と図形が70%から60%に落ち着いたが依然として半分以上を占める。計算問題は四則演算だが内容は複雑なので工夫が必要。図形は面積や角度、立体の体積、文章題は速さ、割合、平均、など幅広いが中学受験としての代表的な演習が必要です。また推理力、数列、規則性などが要注意です。2020年度は正方形と長方形の規則性問題、積み木を用いた体積問題が出題されました。また途中式や考え方の記載も指定問題として出題されてます。


  • 『理科の出題傾向(英数選抜のみ)』
  • 過去問を分析しますと全体的には4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。物理は電流・磁界、化学は水溶液、溶け方、生物は動物、植物の働き、地学は大地や天気など、内容自体は中学受験として特有の出題が多いので注意したい。また時事問題、科学ニュースの出題あり。ただし2020年度は時事問題、環境問題は出題はなかった為、次年度入試は出題に気をつけたいところです。


  • 『社会の出題傾向(英数選抜のみ)』
  • 過去問を分析しますと地理歴史で70%以上を占める。ともに基礎内容から中学の内容までと幅広い出題。一部、高難易度の問題も出題されているので対策は必要。地理は地図や資料を用いた出題が多い。また地理歴史共に北海道に関わる問題が散見されているので要注意です。また2020年度も最終問題で80〜100字以内で説明する出題がありました。日頃からの文章作成演習は必要です。


  • 【エデュオからの『札幌大谷中学』メモ...】

    《授業の特色》
    【英数選抜コース】
    →難関大学を狙っていく内容です。週37時間授業を展開していきます。国語・数学・英語・理科については中学2年までに中学内容は修了します。また授業で理解が難しかった生徒にはOST(基礎定着時間)で個別にサポート対応。
    またニュージーランド研修(3ヵ月留学か3週間研修の選択)において英語力を養い受験突破の原動力にしていきます。

    【特進コース】
    →英語・数学は習熟度別授業を展開してます。また放課後学習支援システム(SSST)を活用して充実を図ります。
    更に「6ヵ年強化クラブ」があり、受験を視野に入れながらハイレベルの部活に励みます。

    【音楽・美術コース】
    →音楽コースは主に有名音楽大学を目指します。音楽室・レッスン室などの専用設備が12室完備されてます。
    →美術コースは主に全国の美術系大学を目指します。デッサン、水彩・油彩に加え、現役作家の先生による授業、美術館鑑賞、石膏取りなど授業内容は充実してます。

    《地域別生徒数(上位5地域)》
    ①東区47名 ②北区36名 ③白石区20名 ④西区19名 ⑤豊平区18名

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  • 【札幌光星中学校】

  • 入試概要・結果(PDF)はこちら>>

  • 【概要】
    札幌光星は1934年に開校した87年の歴史を持つ伝統校。途中、募集停止した中学校を1994年に再開。さらに2008年からは男女共学になりました。
    また光星の教育はカトリックの教えの基づく人間教育を柱にしており、聖書の言葉『地の塩・世の光』を校訓に社会に出て他者の幸せのために働ける人となり、リーダーとして活躍する人材を目標としています。
    2011年度から『ルカクプログラム』が実施され、より『真の学び』の追究し好奇心、探求心の向上を目指します。
    2019年度からは『LE型入試』も実施され英検4級以上取得受験生には選択肢が広がります。

    【2023年度実績(中高一貫性のみ・浪人含む)】(※卒業生76名)
    →北大2・京大・阪大・東工大・一橋大各1・札幌医大2・北海道教育大3・弘前大4 など。
    →慶応大1・上智大5・東京理科大8・MARCH19・北海学園大8・北海道医療大12 など。


    《入試傾向》
    【国語の出題傾向】
  • 標準レベル。読解中心で題材自体は少々難易度は高い。選択形式、記述式はバランスよく出題されてます。2023年度、大問1は知識系。漢字の読み書き、二字熟語中央穴埋め問題、文章正誤問題が出題されてます。大問2は説明文。接続詞、内容把握選択肢、長文記述問題、補足文から構成完成が出題。大問3は物語文。登場人物の心情や様子、状況把握の出題。選択肢や書き抜き、長文記述対応など様々です。毎年、長文記述も頻出されてるので注意が必要。2023年度も第2問で85字以内、第3問で40字以内と35字以内の記述解答が各1題、出題されてます。
  • 【ここ要注意!】
  • 今年(2023年度入試)から配点と時間がそれぞれ120点と60分に変更になりました。それに伴い問題数が増加。特に選択肢の出題が昨年の10題から21題に増えました。昨年大問2の知識系は大問1へ。配点も10→20点に増えてます。また説明文が60点と昨年より10点増です。
  • 【2024年度対策】
  • ここ数年、大きな出題構成に変更はない状況です。知識系、説明文と物語文。出題形式も選択問題、書き抜き、長文記述対策をしっかり対応していくことが大事になります。


  • 【算数の出題傾向】
  • 図形、文章問題が70%ほど占めてる状況。難易度は標準。2023年度は大問1、小問集合。四則演算、角度、面積、体積、速さ、数列の和、場合の数(確率)などが出題。大問2は会話形式の誘導問題対応。内容は約分できない分数に関する出題。大問3は長方形の中を円が動く問題。大問4はルールに従って計算する整数問題。大問5は列車の橋とトンネル通過に伴う速さの出題。こちらは出題文章の誘導に沿って解答していく内容でした。
  • 【ここ要注意!】
  • 今年(2023年度入試)から配点と時間がそれぞれ120点と60分に変更になりました。それに伴い問題数が増加してます。また2023年度は会話形式や誘導問題内容が出題されましたので文章内容把握も重要になります。解いた解答が次の問題に使われるなど注意が必要です。
  • 【2024年度対策】
  • 中学受験としてのスタンダードな問題で構成されてます。計算は教科書の応用レベル。図形は面積や角度、体積を求める問題、文章題としては速さや割合など、2024年度も中学受験の定番形式をしっかり演習しておきたいところです。


  • 【理科の出題傾向】
  • 4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。中学受験特有の高難度の問題は出題はない状況です。2023年度は大問1は物理分野。てこの問題とつり合いに関する出題。大問2は化学分野。水溶液に関する出題。食塩と砂糖、またはミョウバンなどの見分け方、水溶液の濃度、鉄の性質や酸化銅の酸化還元反応など出題。大問3は生物分野。肺と心臓、二酸化炭素濃度と環境についてなど出題。大問4は地学分野。天気と天体、地層が出題されてます。
  • 【ここ要注意!】
  • 今年(2023年度入試)から配点と時間がそれぞれ80点と40分に変更になりました。それに伴い問題数が減少してます。2023年度は昨年大問8まであった問題数も2024年度は4分野(物理・化学・生物・地学)各大問1つ、合計大問4つに変更されてます。計算出題数は大きな変化はなかったものの、選択肢解答、用語解答出題数は昨年度より大幅に減少しました。
  • 【2024年度対策】
  • 配点と時間が変更になり大問、小問共に減少しましたが、難易度自体は大きな変動はないです。変更後の入試対策も過去問などを実際にアプローチして時間配分など対応してみましょう。


  • 【社会の出題傾向】
  • 毎年地理・歴史・公民で構成されてましたが、2023年度より時間・配点変更により科目内構成も変わりました。2023年度は大問1は地理。世界と日本の地形、工業、農業や雨温図などバランスよく出題。大問2は歴史。古代から近代現代の各時代から文化、政治、戦争など出題されてます。標準的な内容にて各時代の重要事項中心に構成されてます。公民分野については大問として別枠での出題はなくなり、大問それぞれに組み込まれる内容になりました。地方議会や憲法など出題されてます。また記述問題として宮崎県の促成栽培について理由記述が出題されました。
  • 【ここ要注意!】
  • 今年(2023年度入試)から配点と時間がそれぞれ80点と40分に変更になりました。それに伴い大問数が3→2に減少してます。今の時代背景からか国際分野に関する出題も散見されます。時事問題として教科書以外からの情報収集も必要です。
  • 【2024年度対策】
  • 難易度自体に大きな変化はありません。中学受験としては標準レベルです。小学校で学習した内容はしっかりと確実に身につけておくことが必要です。出題構成が変更されたので過去問などアプローチして把握することも重要になります。


  • 【エデュオからの『札幌光星中学』メモ...】

    《授業の特色》
    ①5年(高校2年)までに特定教科の中学・高校内容を修了する進度で授業が実施されてます
    ②『数学・英語』について習熟度別授業を展開していきます。
    ③『ルカクプログラム』とは、「ルカク国語・社会・理科・英語」があり、ディベート、JICA訪問、ヨーロッパ研修、モデルロケット体験学習など、教科の枠にとらわれず自らの問題提起、調査、解決していく力を養っていきます。

    《入試メモ...》
  • 札幌光星中学の受験では「追加合格」がありません。
  • 2023年度入試は倍率1.42倍。入学者内訳として『4教科型』と『LE型』はおよそ半分ずつとなっております。傾向としてはLE型入試が増加傾向です。
  • 合格安全圏基準(4教科)も260点で前年と変わりません。

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    【札幌日大中学校】



    平成15年に札幌日大中学(中高一貫)が開設されて以来、東大、京大、旧帝大など難関大に合格実績を出しております。またグローバル社会への適応環境として平成29年にSSH(スーパーサイエンスハイスクール・実践型)に指定されました。また2020年度より『科学技術人材育成重点枠』に指定され高大接続、広域連携、海外連携、地球規模の社会共創に取り組みます。
    入試制度としては、平成29年度よりスーパーアクティブコース(SA)とアクティブコースを設置。
    SAコースについてはよりハイレベルな教科指導で東大京大・医学部への進学を目指す内容となってます。
    2019年度より特待生入試を実施。それに伴い入試日程も複数日程になり受験選択の幅が広がります。
    さらに英検資格取得者には加点制度によりそれぞれ、英検3級以上20点、準2級以上30点が加算されます。また専願出願については総得点に20点が加算されます。

    【2021年度実績(浪人含む)】※全コース合計
    →東大1・京大1・北大8・札幌医大4・樽商大6・北海道教育大10 など。
    →早稲田大3・慶応大1・東京理科大8・MARCH25・北海学園大37・北海道医療大32 など。


    【入試傾向(平均点はA日程)】
    『国語の出題傾向』
  • 合格者平均点はSAコースが70.4%、Aコースが60.8%。難易度は標準からやや難。素材自体は特別に難しくないが記述量が多いのが特徴。記述式が多くA日程B日程ともに70〜100字の記述式解答が3問ずつほど出題されてます。日頃からの記述式解答の演習は必要です。また2021年度では昨年の適性型問題から「小説・評論・物語」へ変更され、それに伴い大問2問へ変更となってます。


  • 『算数の出題傾向』
  • 合格者平均点はSAコースが73.4%、Aコース47.2%。難易度は標準からやや難。中学受験としてはスタンダードな出題傾向。図形と文章題が80%以上を占めます。
    単純な面積を求める問題や2021年度のように直方体・立方体の組み合わせ、立体裁断問題、群数列、速さや面積など幅広く出題されてます


  • 『理科の出題傾向』
  • 合格者平均点はSAコースが74.2%、Aコースが61.7%。傾向としては4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。物理は電気、てこ、振り子が、化学は水溶液や気体が頻出されてます。生物は植物・動物が、地学は概ね天体、天気が頻出されるが大地のつくりからも要注意が必要。2021年度ではヒトの生命の誕生、水溶液の性質、気象現象、豆電球と電気などについて出題されています。


  • 『社会の出題傾向』
  • 合格者平均点はSAコースが84.8%。Aコースが74.8%。傾向としては地理歴史で75%を占めます。
    地理は基本的に各都道府県に関する産業、人口、面積、地形などをもとにした出題され、歴史は近代史も要注意です。また公民分野について2021年度も「環境と自動車」に関する問題が出題。またオリンピック関連の問題など幅広い時事問題が出題されています。普段から国内・外の出来事に関心を持っておくことが必要になります。


  • 『総合学力入試の出題傾向』
  • 合格者平均は総合学力(国語・社会)がSAコース70.7%、Aコース57.2%、総合学力(算数・理科)がSAコース70.7%、Aコース61.5%。2021年度について総合(国語社会)では小学校生活の振り返りを200字以内で作成、プラスチックごみに関する資料の読み取りと要約、「目の見えない人」に対する身の回りのものや工夫の説明などの記述問題が出題。総合(算数理科)は内容的には中学受験で使うような問題も出題されているが解答への考え方に対する記述も要求されており、表現力が必要。概ね算数・理科の特色ある問題が出題されてます。


  • 【エデュオから『札幌日大中学』メモ...】

    《授業の特色》
    ①『習熟アクティブクラス制』→習熟クラス毎に指導内容が異なり、基本事項と演習事項のウェイトに変化を持たせています。
    ②『生活設計手帳』を使用して一週間ごとの学習目標、学習内容、学習評価を生徒が行うシステムを実践してます。
    ③国際化教育→オーストラリア研修旅行、ケンブリッジ大学語学研修などグローバル人材の育成に努めてます。

    《部活動の特色》
  • 札幌日大中学に部活動は週に2~3回くらいです。加入率は80%程。スポーツや文化を通して文武両道を実践しています。

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  • 【札幌聖心女子中学校】



    1963年度に7番目の日本の姉妹校として開校した札幌聖心女子中学。『魂を育てる・知性を磨く・実行力を養う』この3つの柱を実践してます。世界146校の姉妹校とのネットワークを活かして20種類以上の研修プログラムがありグローバル教育や探求型学習を実践しております。また生徒一人一人への対応として『グローバルイシューズプログラム』では教科横断型授業や持続可能な社会を目指すSDGsの授業、ICT活用技術習得を通し『思考力・判断力・表現力』を伸ばす取り組みを実践しております。2021年度より中学1年生と高校1年生には1人一台のノートパソコンを所持してもらい、創造性と批判的思考力を育むICT授業のなかでより深い学びに変わっていきます。またカトリック校として学校生活の中でキリスト教の価値観に触れながら自分にとって本当に大切なものは何かを見極め、将来の進路を主体的に選択していく生徒を育みます(※2023年度以降の募集停止)。          

    【2021年度実績(浪人含む)】
    →聖心女子大11・上智大6・慶応大・中央大・東京女子大・関西学院大/各1 など。

             
    【入試傾向】          
    『国語の出題傾向』          
  • 合格者平均得点率69.9%。2021年度は大問が二つ。21年度も30字以内での記述問題が出題されています。また漢字の読み書き、語句、慣用句の意味、使い方など設問自体は幅広く出題されています。聖心女子の特徴として出題の中に自分の考えやその理由を問う設問があります。2021年度は受験生自身が経験した『出会い』または『別れ』について考えたこと、感じたことを記述する問題が出題されてます。300字〜400字の記述になりますが過去問などで慣らしておくといいでしょう。
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    『算数の出題傾向』          
  • 合格者平均得点率70.3%。過去問を分析しますと内容は標準的。図形と文章題で約60%。内容的には計算問題は分数と小数の混合。比や式の中の□の穴埋めは頻出。文章問題は速さ、比、割合など中学受験の代表的な内容が多く出題され、図形は面積、体積が中心。また2021年度ではグラフの読み取りや第6問のようなトランプを題材にした推理問題が出題されてます。
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    『理科の出題傾向』          
  • 合格者平均得点率61.4%。過去問を分析しますと、4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。どの分野も中学受験の代表的な問題が出題されてますのでまんべんなく対応が必要です。2021年度では振り子、植物、水溶液、三角州や扇状地などの問題が出題されてます。日頃からの基礎固めと受験用の演習をしっかり学習しましょう。過去には環境問題などの出題もあるので要注意。
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    『社会の出題傾向』          
  • 合格者平均得点率51.6%。過去問を分析しますと、地理分野よりも歴史分野の方が割合は大きい。地理は基本的な気候、国名、地名を押さえること。歴史は古代から現代まで幅広く出題されている。公民分野では国会、選挙が中心。また国際連合も注意。また時事問題では自分の考え、アイデアを問う問題が出題。単純な知識問題もあるが、2021年度も問題文作成問題が出題。また日本の労働力人口減少に伴う労動力不足の解決に関する自分の考えを記述する問題が出題。文章作成力も要求されます。また普段から新聞やニュースに耳を傾けておくと時事問題への取り組みがしやすいでしょう。
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    『英語の出題傾向』
  • 3教科入試にて選択可能。大問は5題。聞き取り、適語選択、適文選択、長文読解で構成されてます。内容は中学1、2の内容が主体になっているが、一部、中学3年の内容もあり難易度はやや高め。長文読解では内容把握が求められます。

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    【エデュオからの『札幌聖心女子中学』メモ...】          
    《進路メモ...》          
    『指定校推薦枠が充実』          
  • 姉妹校の「聖心女子大学」には特別推薦枠があり3~4割が進学してます。
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  • 生徒全体の70%が推薦制度を活用して進路が決定されてます。

  • 『聖心女子大学 就職状況』
  • 聖心女子大学は『有名企業400社実就職率ランキング』において45位(542大学中)。女子大の中では6位にランクされております。

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  • 【藤女子中学校】

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  • 【2024年度・入試変更点】
  • 2024年度入試より変更あり(配点・時間)
  • ①国語・算数の試験時間と配点: 50分→60分 100点→120点
    ②社会・理科の試験時間と配点: 30分→40分 50点→80点
    ③受験生自筆の志望理由書の廃止

    【概要】
    藤女子中学は1925年に開校した伝統校。全道で唯一の高校受験のない完全中高一貫の女子校です(※2025年度より高校募集開始)。2003年には新校舎も完成。2025年には創立100周年を迎えます。また2024年4月より『天使大学』が法人統合され藤女子大の姉妹大学となります。教育目標として『中高一貫教育』『女子教育』『国際教育』を掲げ、変化の激しいこの世の中、自分らしくしなやかに生き、学んだことを他者のために生かすことが出来る女性の育成をしています。

    藤女子中学の特徴として、
    ①65分授業の実施。
    ②レベル別授業『A・M・S』の実施。
    ③「Chromebook」を用いたハイブリット型授業。
    ④カトリックの学び、マナー講座、自学自習管理「フジロク」の導入など独自カリキュラム対応。          

    【2023年度実績(浪人含む)】
    →京都大1・北海道大3・札幌医大1・小樽商大3・北海道教育大7など。
    →早稲田・慶応・上智大各1・東京理科大5・MARCH11・藤女子大68・北海学園大18・天使大8・北海道医療大33など。
             
    《入試傾向》          
    【国語の出題傾向】
  • 合格者平均点は60.3点。難易度は標準からやや難。問題構成は「漢字・語句」「長文読解(随筆・説明文)」「作文」。「作文」は大問2に関わる自由記述が出題されており、2023年度は出題文章『見知らぬ人との会話を交わした』自分自身の体験を踏まえ、その時の心情、体験が自身にもたらした内容を200字〜300字以内で記述説明する出題でした。大問1では漢字の読み書き、慣用句、表現技法、文法・用法も出題されてますのでしっかりとした演習も必要です。
  • 【ここ要注意!】
  • 正答率の低かった問題として文学的文章特有の語彙、そして設問理解の徹底。正答は必ずしも傍線部の近くにあるとは限らず、本文全体から探すことも必要です。また作文においては話し言葉の混同、助詞などの文法の誤りにも気をつけたいところです。
  • 【2024年度対策】
  • 2024年度入試より配点と試験時間変更があり、大問1の知識分野には新たに「正しい文の書き方」として文章の書きかえ、誤文訂正などが加わります。それに伴い大問3の作文は構成・内容に関する評価の比重が大きくなります。また字数上限もなくす方向です。例年以上に時間配分への意識が必要です。


  • 【算数の出題傾向】
  • 合格者平均点64.1点。難易度は標準。他の私立中学同様、図形と文章題が70%占めます。計算問題は教科書レベルから標準、図形は面積、体積、角度の出題ですが工夫された解答への演習が必要。文章題は速さ、割合、比の計算が出題されるが中学受験定番の出題が多く代表的な傾向を演習したいところ。2023年度は大問1と2が四則演算、計算の工夫、角度、最小公倍数など受験基礎問題中心。大問3と4は比を用いた文章題、直方体の体積と水の高さ、大問5と6は速さとルールを用いた出題でした。
  • 【ここ要注意!】
  • 正答率の低かった問題として小数・分数混合問題、比と速さに関する出題全般。総じて「割合・比・速さ」で差が出ている状況です。日頃の計算力の充実、文章題への考え方と理解への努力が必要です。
  • 【2024年度対策】
  • 2024年度入試より配点と試験時間変更があり、大問4〜6にて図形、割合、速さ、規則性、思考力に関する内容から3題出題。またここの出題では少々難易度の高い出題もあり、それに伴い配点も20点増。藤女子は『難問』の出題はないので中学受験として基礎から標準問題の徹底が攻略のカギになります。


  • 【理科の出題傾向】
  • 合格者平均点は27.5点(55.0%)。難易度は標準。4分野(物理・化学・生物・地学)がほぼ同じバランスで出題されてます。中学受験として難易度の高い内容は要求されておらず、基礎力を身につけることを最優先に演習したいところです。水溶液、状態変化、植物、昆虫など代表的な出題が多い。2023年度は大問4つ。物理分野「電流回路」化学分野「水溶液の特徴」地学分野「オゾン層」生物分野「花のつくり」が出題されてます。
  • 【ここ要注意!】
  • 正答率の低かった問題として大問2のような重ねた小問解答から終盤の難易度の高い問題へのアプローチに差が出ました。また2023年度は設問での「複数解答」要求が数問出ており、より確実な知識の充実が必要になります。
  • 【2024年度対策】
  • 2024年度入試より配点と試験時間変更があり、問題数と文章量が増加します。難易度及び4分野(物理・化学・生物・地学)は例年通り同じバランスで出題されます。次年度も重要語句の暗記、表・データの読み取り、そこからの考える力の充実。色んな自然現象への興味関心を持つことや、やや難易度が高い問題への粘り強い対応も必要です。


  • 【社会の出題傾向】
  • 合格者平均は28.8点(57.6)%。難易度は標準。地理歴史で75%を占めてます。地理については北海道に関する内容が出題されることが多いので要注意。公民分野は憲法、三権が中心も近年は出題頻度は少ない。時事問題については広い範囲からの出題傾向があり、日頃から新聞、ニュースなどで社会情勢の確認が必要です。2023年度では大問1歴史、大問2地理、大問3公民という構成。歴史分野は原始から現代まで満遍なく出題。知識自体は標準的。地理分野は平野・山脈や断面図、雨温図の読み取りが出題。公民分野は三権分立と憲法、そして最終問題は選挙候補者の支持理由を60〜80字の記述問題が出題。ちなみに昨年は同様の出題で支持しなかった理由が出題されてました。
  • 【ここ要注意!】
  • 正答率の低かった問題として地理・歴史については問うてる内容に対して知識と設問処理に差が出た状況です。公民分野については日頃の時事に関心も持ち知識として充実しているかがカギでした。
  • 【2024年度対策】
  • 2024年度入試より配点と試験時間変更がありますが、出題数や難易度に大きな変更はないです。過去問を受験基礎〜標準問題をしっかり固めて、過去問対策していくことが大事になってきます。


  • 【エデュオからの『藤女子中学』メモ...】

    《授業の特色》
    2017年4月から65分授業(一日5時間授業)実施してます。
    英語教育ではネイティブ教員によるLC(Language and Culture)が中学1年から展開されております。
    土曜日には希望者を対象に講座を実施。通常の授業内容をより深く理解していきます。
    2019年度より中学3年進学時に英語・数学にて『A(Advanced)・M(Motivation)・S(Standard)』のそれぞれのコースにおいて自主選択が可能になります(一部、校内基準あり)。よって自分に見合った内容で授業を受けることが出来ます。

    《入試メモ...》
  • 2023年度の合格者平均点は180.8点(60.3%)。昨年より平均点が上がってますが、60%の得点率を目指した対策が必要です。
  • 系列大学である『藤女子大学』へは『姉妹校推薦枠』があり、2023年度も68名が合格してます。
  • また大学入試は全体の約6割が学校推薦・総合型(旧AO)入試です。指定校推薦枠も300名前後あり充実してるのも特徴です。

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  • 【北星学園女子中学校】

  • 入試概要・結果(PDF)はこちら>>

  • 北星学園女子は1887年に開設された創立130年の道内屈指の伝統校です。          
    日本女性の自立を願って開校され、創設以来、女子教育の礎を築き、英語教育やキリスト教的な心の教育にも力を入れています。そして2004年度、中高6年間一貫教育がスタート。大学受験での選択肢が広がる環境が整いました。
    英語教育に力を入れており、2018年度『Cambridge Englishスクール』に認定され、新大学入試の英語4技能(聞く・書く・話す・読む)の充実を図ります。
  • 入試科目では2018年度より『英語』が選択可能になり、これで4教科・2教科・3教科(英語)受験が可能となります。また2021年度より入試日程において2月に『2期』が新たに設定され受験機会が増えました。


  • 【2023年度実績】
    →小樽商大1・北海道教育大7・室工大・国際教養大・秋田大各1 など。
    →上智大・明治大・立教大・中央大・法政大各1・同志社大2・関西学院大1・明治学院大5・北星学園大27・北海道科学大6 など。

    《入試傾向》
    【国語の出題傾向】
  • 合格者平均は59.2点。難易度は標準。難関中学に見られるような記述問題の割合は多くないですが、書き抜き、選択形式を含め設問はバランスよく出題されてます。2023年度は問題1から問題7までが漢字などの小問集合、問題8が物語文、問題9が説明文となってます。小問集合は漢字の書き、接続語、俳句、文法、ローマ字入力などが出題されてます。物語文は小問が9つ。選択問題は2問のみ。長文記述は50字以内が2問と30字以内が出題。説明文も小問は9つ。30字記述問題が出ましたが、それ以外は同意語、理由記述、内応把握、慣用句、指示語などが出題。
  • 【ここ要注意!】
  • 物語文、説明文で長文記述が出題されてますので日頃の記述演習が必要です。
  • 【2024年度対策】
  • 2023年度とほぼ同じ傾向です。漢字、慣用句、熟語や文法などの知識系分野、論理的思考力を判断する文章題、そして昨年(2022年度)も60字〜65字記述問題が2題されており、2024年度も長文記述対策が必要です。


  • 【算数の出題傾向】
  • 合格者平均45.3点。難易度は標準。2023年度は大問は9つ。北星女子は珍しく聞き取り問題が出題されてます。大問2の計算問題は分数・小数を混ぜた四則演算が出題。大問3以降は図形は角度、面積、体積、文章題については速さ、割合、規則性の出題など中学受験として定番な内容が多く出題されてます。
  • 【ここ要注意!】
  • 北星女子は算数で聞き取り問題があります。2023年度も『購入したものとその金額』について出題されてますので過去問などで演習が必要です。また全般的に標準問題レベルですが、大問数が9つあり、問題数、文章量も比較的多いので読解力は欠かせない要素です。
  • 【2024年度対策】
  • 2024年度については過去数年の内容見ても、聞き取り問題、計算問題、図形や文章題など、中学受験として標準的な問題をしっかりこなしていくことが大事になってきます。


  • 【理科の出題傾向】
  • 合格者平均51.2%。難易度は標準。教科書レベルの基本的な内容も出題されてます。4分野(物理・化学・生物・地学)はバランスよく出題されてます。2023年度は大問4つ。4分野それぞれ出題されてます。大問1は生物分野。顕微鏡の使い方と見える生物についての出題。大問2は化学分野。ミョウバンの性質とその結晶、溶解度の出題でした。大問3は地学分野。地層からの出題。地層の作られ方、また地層の並び方や化石からわかることなど出題。大問4は物理分野。てこのつりあいが出題されてます。
  • 【ここ要注意!】
  • 中学受験として基本的な内容が多いですが、毎年数題、記述力を試す問題が出題されてます。2023年度は地層からわかる出来事や比に関する解答理由の記述も出題されてます。
  • 【2024年度対策】
  • 教科書の内容を確実に習得していれば対処可能な内容も多いので基礎固めは重要になりますが、傾向として思考力、記述力を試す問題が数問出題されているので中学受験の実践演習で応用力もつけたいところです。


  • 【社会の出題傾向】
  • 合格者平均53.0%。難易度は標準からやや易。大問は4つ。大問1は地理分野。札幌に関する出題とSDGsについて出題されてます。大問2は歴史分野。平安から鎌倉幕府に関する内容。大問3は公民分野。選挙制度、三権分立が出題。また貨幣についての問題も出題されました。大問4は時事問題でウクライナ侵攻に伴なうNATO加入申請国についての出題でした。
  • 【ここ要注意!】
  • 昨年(2022年度)にはなかった記述問題が出題されてます。2023年度ではSDGsでの自分自身の取り組みについて、また地理分野では雨温図の選択理由の記述が出題されてます。2023年度はSDGs、2024年の新貨幣、2022年のNATO問題が出題。日頃から時事問題を意識した取り組みが必要です。
  • 【2024年度対策】
  • 概ね教科書レベルで対応な可能な問題も多く出題されています。2024年度も地理歴史公民の基礎知識の充実、日頃からの時事問題への関心、そして理由説明の記述対応演習が必要です。


  • 【英語の出題傾向】
  • 合格者平均67.4点。リスニングとライティング、リーディングの二部構成です。2023年度はリスニングは小問4題。リーディング・ライティングは小問6題。イラストや写真が多く、内容や文脈を問う問題が多く、難易度も中1〜2の内容が中心です。またスピーキングについては面接官2人生徒1人の問答。およそ5分程度。内容はイラストみて色を答えるなど基本的なやりとりが中心。


  • 【エデュオからの『北星学園女子中学』メモ...】

    《授業の特色(4年次(高1)からの選択コース)》
    ①【Highコース】主に難関大学受験対応のカリキュラムになってます。
    ハイレベルな演習、添削指導、講習会など国公立、難関私大合格への充実を図ります。
    ②【Coreコース】5年(高校2年)時に『北星学園大・私大系』か『看護医療系』のいずれかの選択になります。
    ③【英語科】高度な英語力で海外・語学系・国際系の大学への進学を目指します。
    ④【音楽科】感性と技術の両方を磨き音楽の道を目指します。
    ⑤中学3年時は『カナダ語学研修』が12日間あります。ホームステイしながら世界の多様性、英語のコミュニケーションを成長させてきます。
    ⑥『商品開発プロジェクト』→一貫課程の総合学習として取り組むプロジェクト。地元企業と連携してオリジナル商品を開発。
    マーケティングの基本からプレゼンテーションの方法など学び力を伸ばしていきます。

    《進路メモ...》
    ①『学園内推薦』→系列の「北星学園大」に40名以上の推薦枠があります。
    ②『指定校・同盟校推薦』→100校以上300名以上の推薦枠があります。


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  • 【北嶺中学校】


    言わずと知れた道内屈指の進学校。創立以来、1期生から毎年東大合格者を輩出し続けています。
    特に医学部については「灘(兵庫)」「久留米大附設(福岡)」「東海(愛知)」「ラサール(鹿児島)」など全国の超難関校がひしめく中、2022年度・国公立大医学部現役合格率が『全国1位』という初の快挙を達成いたしました。

    【特待選抜入試(定員20)】
    2023年度より特待入試が実施されます(公式的に)。合格者は自動的に『青雲寮コース』に合格し、入学金・授業料が免除され、奨励金(1万円)が毎月給付されます。選抜に際して、定員20名は入学者のうち20名ではなく『合格者上位20名』となっています。もしくは得点率目安として290〜300/400点以上が想定されてますので、どちらにしても特待合格はかなりの難関が予想されます。
    《北嶺特待 2023予想偏差値》
  • 四谷大塚 ss68(麻布ss68・栄光ss67)
  • 日能研  ss66(東大寺、西大和ss66)
  • 浜学園  ss60(灘ss64、東大寺ss61)


  • 【青雲寮コース(定員60)】
    東大・京大・国公立医学部などの難関大学を目指す『青雲寮コース』が2013年4月に開設。定員60名(1学年)は北海道枠20名、道外枠40名となっており、寮生限定の「特別学習サポート」では学校の先生や寮教諭の「夜間特別講習」、北嶺OBの「医学部生チューター」による学習指導・進路相談を行っており充実したサポートを準備しています。
    《2022年度・青雲寮コース認定ライン(400点満点)》
    専願:北海道202点・道外212点
    併願A:235点
    併願B:250点

    【2022年度実績(浪人含む)】
    ・『北嶺(卒業生119名)』
    →東大7名 京大2名 国公立大医学部48名
    《合格率47.1%》

    【2022年度 実績比較(浪人含む)】
    『東大・京大・医学部医学科(国公立)』
  • 合格者占有率(%)比較(一部抜粋) ※ssは四谷大塚

  • 灘       78.7%(ss73)
  • 筑波大附属駒場 67.3%(ss73)
  • 開成      60.0%(ss71)
  • 北嶺      47.1%(ss55)
  • 駒場東邦    40.7%(ss66)
  • 麻布      33.6%(ss68)
  • 渋谷幕張    31.2%(ss70)

  • 上位3校は別格として麻布など東大常連校と遜色ない実績を出しており、全国的にも屈指の進学率を誇ります。
    現在は受験会場も地元北海道の他に仙台、東京、名古屋、大阪など都市圏も加え、受験者数も2022年も1162名と3年連続1000名を超えました。

    【入試傾向(平均点は専願・併願A)】

    『国語の出題傾向(120点)』
  • 合格者平均63.9点(得点率53.3%)。医学部志望者が多いこともあり学校的に理系色が強い傾向の影響なのか70%以上の得点率はごく僅か。得点分布状況をみても平均点前後10点幅に40%が集中している状況。他の3教科と比較して得点のバラつきが狭く、難易度は高いが、高得点を狙わずに得点率の高い問題をいかに落とさず確保できるかがカギになりそう。
    2022年度は例年通り小説・随筆・評論が出題。文章量が多い出題の中、設問にある字数制限にまとめるための要約演習は必要です。また入試において理由を問われる記述設問など、傍線部前後しか見てないと一定以上の得点の加算は難しい。幅広い読解も必須。過去問からは文章量も多く、内容も高度。毎年レベルの高い読解力が求められます。題材は3題程度で主に小説・物語・随筆・評論が中心。30~50字程度の記述攻略がポイント。2022年度も30字記述が4問、50字記述が1問、出題されてます。また、2021は宮沢賢治、2022は芥川龍之介の題材、また設問では川端康成、夏目漱石、芥川龍之介の作品選択が出題。著名作品は重要になります。
    とにかくボリュームが多いため、3つの大問を60分で処理しなくてはならないので、後半の問題(特に3問目)に白紙答案提出という状況もあり、全体を通した時間配分、解答順序をきちんと意識して取り組む必要があります。


  • 『算数の出題傾向(120点)』
  • 合格者平均74.6点(得点率62.2%)。2022年度について、大問1計算問題。整数、分数、小数の加減乗除問題。大問2小問集合。時計、お金、約数の逆数、数列、面積比が出題。大問3数量関係と割合。大問4関数と求積、大問5線分の長さ、角度、面積が出題されてます。大問1は昨年今年と正答率85%。全問正解していく感覚が必要。ケアレスミスなく丁寧な計算が必要です。大問2は(3)以外は定番な問題。大問3は計算力も必要ですが状況把握も要求される出題でした。大問4は点の移動と求積問題。グラフの状況把握と条件把握がカギ。大問5は線対称及び直角三角形と相似を利用していく出題。
    難易度も高く、4教科の中では最も合格者と不合格者の平均点に差が出ており、最重要科目と言っても過言ではありません。得点率が受験者平均点を下回ると合格している受験生はほとんどいないという状況です。大問は5つ。算数ながら文章の長い問題も頻出され、国語のように読解力が要求されてます。図形と文章題で60〜70%ほど占めますが、計算問題もかなり複雑で工夫して速く解くことがポイントです。


  • 『社会の出題傾向(80点)』
  • 合格者平均47.3点(得点率59.1%)。2022年度について、大問1日本地理。大問2世界地理。大問3歴史(古代〜近代史)。大問4歴史(日本の近現代史)。実際には公民分野の内容(政治経済など)もすり込まれてるので、各分野万遍なく対応する必要があります。大問1は水をテーマに自然地理や周辺国に関する内容が出題。大問2は世界の人種、民族、宗教、気候に関する出題。大問3は主軸を歴史としながらも地理(海産物)や公民(特許権)に関する問題も出題され融合問題として出題された。大問4は2024年度に新発行される紙幣の肖像像を背景に出題。こちらも歴史分野と公民分野の融合問題として出題されてます。40分の試験時間に対して設問が49題。時間との戦いになります。しかし社会も70%以上の得点率が1割前後しかおらず、難易度が高い問題にはこだわらず、得点率の高い問題をしっかり解けるようにするのがポイント。内容的には単純な知識解答よりも問題文の読解力が問われるのが現状です。
    図、表の理解も必須です。また各大問に説明を記述させる問題が出題されてます。日頃からの対策が必要です。日頃から丸暗記の学習ではなく日常的なニュース・新聞をしっかり見ておくこと、そして世界情勢や日本と世界諸国との関係なども意識しておくことも重要です。


  • 『理科の出題傾向(80点)』
  • 合格者平均44.4点(得点率55.5%)。2022年度について、大問1化学分野、大問2生物分野、大問3地学分野、大問4物理分野。大問1は小問集合にて二酸化炭素、石灰水の性質、水蒸気から水への状態変化、物質の三態変化が出題。正答率4分野最高の69%。難易度標準。大問2は食物連鎖、肝細胞数、肝臓の働き。大問3はジオパークについて、及び浮力に関する問題。物理分野と融合問題。また10年連続のグラフ作成もここで出題。大問4は静電気について。また高校物理で扱う箔検電器問題のため、問題文(リード文)から理解して解くことがカギですが、得点率36%と4分野最低にて難易度が高かった様子。傾向としては4分野(物理・化学・生物・地学)はほぼ同じ割合で出題され、グラフ作成はここ毎年出題されてます。また特徴として最新の時事問題は必ず出題されてます。昨年はノーベル化学賞。今年はジオパーク。また数学同様、計算を扱う物理分野が大きな正答率の差を生んでいるのでポイントになります。


  • 【エデュオから『北嶺』メモ...】

    《授業の特色》
    ①完全週6日制、7時間授業体制、公立の1.6倍の授業数で「思考力・判断力・表現力」を鍛えて難関大学合格への学力をしっかり確保しています。
    ②論理文章能力検定、数学検定、英検、TOEFL、TOEIC、ニュージーランド研修、NASA研修などこれからのグローバル社会に対応できるプログラムが多数。
    ③Gプロジェクト→「ハーバード大学・マサチューセッツ工科大」現役大学院生・教授によるプログラムを受講など国際的なリーダーを育成します。

    《部活動の特色》
    ①様々な部活がある中でラグビーと柔道は校技として「協調性・自己犠牲の精神」・「自己精神力・技術力」を高めていきます。卒業生全員の黒帯(初段)取得の実績もあります。
    ②文化系の部活では「囲碁・将棋」は全国大会にて好成績、さらにディベート部は全国大会準優勝にて世界大会出場の実績もあります。

    《入試制度 専願・併願について》
    北嶺中学入試では北嶺を第一志望する「意欲ある人材」を求め、専願制度があります。
    上記受験区分(専願・併願)によって合格ラインが異なります。
    2022年度
    【専願182点 併願(A)204点 併願(B)205点】
    専願と併願で「22点」の差がつきました。

    《青雲寮コースについて》
    生徒への手厚いサポートから、ここ数年増加中の「青雲寮コース」。
    基準点は【専願(北海道)201点(本州)212点 併願(A)235点 併願(B)250点】となってます。


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  • 【立命館慶祥中学校】


    1995年、高校入試において公立高が地盤の強い札幌圏の中、初めて私立として風穴を開けたのが立命館慶祥高校でした。
    そして2000年に立命館慶祥中学が開設。現在の進学状況は2022年・卒業生309名のうち、系列大学(立命館大・立命館アジア太平洋大)に153名が進学。また他大学実績としてSPコースを設置し、旧帝大、国立医学部などにも難関大学にも多数合格者を輩出しています。
    また海外研修も盛んで中学3年時にニュージーランド研修、高校2年時にはテーマ別海外研修としてガラパゴス、アメリカ、マレーシア、など生徒が選択した地域で海外研修を行ってきます。

    【進化する海外研修プログラム】
    2022年度から新しい海外研修が実施されます(コロナ禍による変更あり)。従来8コースから19コースに大幅増。今までのような「同学年・同時期」を撤廃して、希望すれば中学3年から参加が可能。また研修コースによって最適な出発を図る「Zone制」、そして複数回参加が可能となり、将来的には40コースを検討している状況です。

    《入試の特徴》
    2019年度より入試方法が変更され、一般入試とSP入試に区別され複数回受験へと変更となりました。
    ・一般入試→一般出願、専願出願、個性出願、帰国出願。
    ・SP入試→一般出願のみ(出願区分はありません)

    【2022年度実績(浪人含む)】
    →東京大4・京都大2・北大13・阪大6・札幌医大4(医学科2)・旭川医大8(医学科8)など。
    →早稲田大11・慶応大28・上智大15・東京理科大23・MARCH75 など。

             
    【入試傾向】
    『国語の出題傾向(120点)』
    《一貫コース》
  • 合格者平均は6割程度。2022年度は例年通り大問4つ。大問1は知識系分野。大問2説明文。大問3物語文。大問4資料からの意見文記述。大問1は漢字、四字熟語、慣用句など、取りこぼしなく得点源できるかカギです。大問2では40字以上と50字以上の長文記述あり。大問3では50字以内が2題出題されてます。どちらの大問の長文記述に関しても、解答を導くヒントが設問条件に記載されています。しっかり設問の条件を理解して取り組むことが求められます。題材自体は難易度が高いものもありますが注釈が多々記載されてるのでそこに注意しながら読解が必要。またグラフ、資料の読み取りからの記述は2022年度も出題。全体的に問題数は決して多くないですが、とにかく記述問題の比率が高いので字数にまとめる演習は必要です。

  • 《SPコース》
  • 合格者平均は6割半ば程度。2022年度は大問4つ。大問1は知識関係、大問2は説明文、大問3物語文、大問4は複数資料からの意見記述。大問1は漢字、慣用句、対義語。一貫コース同様、得点源分野です。大問2は90字記述問題あり。大問3は50字以上記述が2題出題。こちらも理由記述に関して設問に誘導記述が記載されていますので条件を把握して取り組む必要があります。大問4はジェンダーに関する資料と意見文からの出題。記述作成に関して要求されてる条件を(今回は3つ)しっかり把握してまとめることがカギになります。全体的に一貫よりも分量が多い内容、それは記述作成も同様。注釈を用いて解読し、設問にアプローチ、さらに記述は傍線部の前後だけではまとまらな内容。そして要約まで必要です。時間が足りなくなることは容易に予想されます。日頃からの演習が重要になります。


  • 『算数の出題傾向(120点)』
    《一貫コース》
  • 合格者平均は5割半ば程度。2022年度は大問4つ。大問1は計算問題。大問2は図形問題、大問3整数の性質問題。大問4は面積と動点問題。大問1は計算問題3題、小問集合3題。整数問題、体積、売買損益の出題。ここは標準レベルにて得点源としたいところ。大問2は角度、面積、立体の表面積が出題。大問3は整数に関する出題でしたが、会話文や論理的思考が必要な内容でした。後半は結果考察で丁寧な作業が必要でした。大問4は面積の分割問題でしたが、問題や設問内容をしっかり把握して情報整理してからの解答が求められます。4教科の中でこの算数が最も点数差が出る教科です。立命館合格へのカギは特に大問1と2でどれだけ落とさずに確保できるかポイントになります。また算数の会話文での出題は2021年度の大学入試共通テスト(数学)にて大きく平均点を落としたことが記憶に新しいところです。単純な解法パターンの記憶以上に論理性や読解力にも関わってくることに注意したいところです。

  • 《SPコース》
  • 合格者平均は7割程度。2022年度は大問4つ。大問1は計算問題。大問2は図形問題。大問3は(グラフ問題)時間と速さ。大問4は規則性の出題。大問1は計算問題2題、小問集合3題。整数問題、割合に関する出題、売買損益。大問2は角度、面積、体積の出題。直角三角形の性質、補助線の有効性、立体図形を比から求めるなど演習が必要。大問3は時間と速さよりグラフの作成。後半は移動の様子をしっかり捉え、作成したグラフの活用がポイントになりました。大問4は規則性の出題でしたが、その規則性に気づけばクリアな内容でした。後半は内容的に平面への展開、その次は3次元(立体空間)への展開と繋がります。計算力も必要で思考力と共に総合的な出題と言えます。


  • 『理科の出題傾向』
    《一貫コース》
  • 合格者平均は6割少々。2022年度は大問4つ。大問1は4分野(物理・化学・地学・生物)からの小問集合。大問2は地学分野。大問3は物理分野。大問4は生物分野。大問1は小問集合として基本的な内容であったが正答率が低い設問もあるなど、受験基礎はしっかり習得しておきたい。大問2は流水の働きと地層の観察。この分野で計算問題が出題されたのは珍しいが全体的に標準レベル。大問3は電磁石と熱伝導について。一部、記述問題が出題されてます。日頃の化学的な事象を説明できるよう心掛けたい。大問4は生物の刺激に対する反応をテーマにした総合問題。会話文から実験内容をしっかり把握して解くことが求められます。また化学、物理に関する出題もあり差がついた問題でした。

  • 《SPコース》
  • 合格者平均は6割半ば程度。2022年度は大問4つ。大問1は小問集合。大問2は地学分野。大問3は物理分野。大問4は環境問題を背景にした生物分野。大問1は一貫コース同様、標準的かつ定番な問題。得点源にしたいところです。大問2は湿度に関する出題。中学内容であるが序文により解答可能。大問3は小球が斜面上を転がる問題。様々なパターンでの実験におけるデータ解析、関係性の把握が大きなポイントになります。大問4は環境問題に関する出題。関連する理科知識が要求されると同時にそこから環境問題が起因することを理解したいところです。全体的に表(データ)の読み取りや自然現象の立式化や文章表現など『考えて表現する』ことがポイントです。


  • 『社会の出題傾向』
    《一貫コース》
  • 合格者平均は5割半ば。2022年度は大問4つ。大問1は日本地図による地理総合問題。知識からの直接的な解答ではなく、『地図との関連』がポイントになります。地図帳からの関連学習が差を生んだ形になりました。大問4つのうち正答率が最も低かった状況。シラス台地に関する記述出題は定番。大問2は写真題材からの歴史総合問題。写真から時代抽出と背景がどれだけ把握出来ているかポイント。八幡製鉄所の正答率が低く、知識からの記述力が必要です。大問3はコオロギパウダーの題材による総合問題。正答率が高かった出題の中、小問2つが記述式で受験生間で差がついた。地図や資料の読み取りから文章化する力がポイントになります。大問4は男女共同参画社会に関する出題。4つの資料と4つのキーワードを盛り込んだ200字以内の記述問題。日頃からの時事問題に触れること、入試解答としてここも資料読解と記述力が問われた出題でした。

  • 《SPコース》
  • 合格者平均は6割後半。2022年度は大問4つ。大問1は地理総合問題。内容は限定エリアではなく日本全国に及ぶ。出題メインは『産業』。SPも同様、知識だけの学習に終始せず、地図帳を絡めた学習が必須となります。グラフや表など資料からの読み取りは重要。大問2は歴史総合問題。大問正答率としては4つのうちで最低。カードによる各時代に関する背景を問う内容。知識だけの暗記ではなく、その時代の人物と、その及ぼした影響(政治・経済)など関連付けた学習がポイント。大問3は『脱プラスチック』を題材にした地歴公民融合の時事問題が出題。傾向として例年出題されている分野。SDGsからは『ジェンダー平等』について、環境問題としてバイオ燃料が出題。日頃から話題になってる題材ゆえ、こうした時事問題への関心を日々持つことが重要です。大問4はこちらも4つの資料、4つのキーワードを盛り込んだ300字以内の記述問題。資料から何を読み取り、問うているのか。問題点、メリットそれぞれ2つを抽出し、更に文章化する。記述については最終問題にて時間切れにならないよう時間内に完結できる全体的な時間配分などの取り組みが必要になります。


  • 【エデュオからの『立命館慶祥中学』メモ...】

    《授業の特色》
  • 『一貫コース』は数学と英語は習熟度クラスとして二つに分けて対応。
  • 『SPコース』は東大京大・国医など難関大学に合格可能な内容を身につけていきます。定期テストはSPコース専用の問題も出題され高い学力を充実させていきます。


  • 《国際色あるプログラム》
  • 立命館慶祥では留学制度が充実してます。生徒さんは年間50以上のプログラムを利用しており、年間676名の生徒が海外留学を経験してます。また留学に行けなくても海外を身近に感じてもらえるよう多くの海外留学生を受け入れてホームルームや授業に参加しております。





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  • 【函館ラ・サール中学校】


    1960年、函館ラ・サール高校が開校。そして1999年度函館ラ・サール中学校が開校しました。
    開校当初から全国区として知られ、現在でも入学者の7~8割は親元を離れ寮生活をしています。
    また入試会場も本校の他に札幌・東京・大阪・名古屋でも同時に実施されてます。進路状況としては、
    医学部など医療系に進学希望する生徒が多く、全体的にも理系が多いのが特徴です。
    またカトリック校として人間教育重視の教育実践と全国唯一の大部屋での寮生活もあり、深い友人関係や
    逞しい人間関係力を育んでいます。

    【中高一貫生のみ・2021年度実績(浪人含む)】
    →北大7・東北大2・東京工業大1・札幌医大1 など。
    →早稲田大5・慶応大4・上智大7・東京理科大5・MARCH31・関関同立15、など。

    【入試傾向】

    『国語の出題傾向』
  • 過去問を分析すると難易度は標準からやや難。題材自体の文章量は多いが難易度の高い内容ではないので読みやすいです。
  • 有名校の特徴である長い記述解答はあまり多くない状況ですが大問によっては80字以内の記述などがあるので注意は必要です。 基本的に選択問題がほとんどで内容把握を問う問題が中心ですが、選択肢は字数が多めなので時間配分は意識した方が良い。また漢字、語句、表現など設問の幅が広いので 知識を充実させていく必要があります。

    『算数の出題傾向』
  • 過去問を分析すると難易度は高く、中学受験特有の問題が多く出題されているので多くの演習は必要です。 計算問題については単純計算は無く工夫が必須です。他の有名校と例外なく図形と文章題は7割以上を占めますが、面積計算、図形の移動、会話形式による整数問題など高難度の演習は必要。 また整数の規則性、数列、推理など設問の幅広い演習が必要となっています。


  • 『理科の出題傾向』
  • 過去問を分析すると4分野(物理・化学・生物・地学)とも難易度は高く、多くの演習が必要です。
  • 電気、てこ、運動の出題が多く近年では電磁石の出題など幅広い。水溶液と気体については化学反応からの質量計算に注意。生物は従来、動物に関する問題が多い。地学も天体、天気が中心。科学のニュースなど、時事問題の出題も散見され幅広い知識の充実が必要です。

    『社会の出題傾向』
  • 過去問を分析すると難易度の幅は広いです。地理歴史分野で8割以上が出題されています。
  • 地理と歴史が融合された設問もあり、 内容的には単純な知識問題では対応は難しい設問もあります。また記述問題に対する演習は必要です。さらに函館や北海道に関する出題も散見されるなど幅広い出題がされています。


    【エデュオからの『函館ラ・サール中学』メモ...】

    《授業の特色》
  • 『週37時間授業』

  • →函館ラ・サール中学では公立中学と同様に芸術・体育の時間も確保しています。
    それ以上に5教科の授業数をはるかに多く取り入れてることで授業の先取りという形になってます。




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  • 【札幌開成中等教育学校】

    札幌開成中学



    2015年度、札幌圏に初の公立中高一貫校が開設されました。高校入試を意識しない環境下で国際標準の教育プログラムである『国際バカロレア(IB)』を活用して6年間全ての授業を「生徒が課題を探求する」スタイルを実践しています。

    《入試について》


    ①選抜方法
  • 適性検査Ⅰ・Ⅱ、出願理由説明書、児童の状況調書により決定。
  • 一次検査では定員の2倍(男女各160名)以内までを選考。
  • 二次検査では一次通過者に対してグループ活動の結果を加算。

  • ②入学予定者の決定方法
    →男女別に各1/4程度を以下の方法で決定する
  • 『適性検査Ⅰと調査書』の上位1/4
  • 『適性検査Ⅱと調査書』の上位1/4
  • 『グループ活動と調査書』の上位1/4

  • →上記の方法で決定されなかった残りを対象に
    『適性検査Ⅰ、Ⅱ、グループ活動、調査書』を総合して残り1/4を決定する。


    【入試傾向】
    『適性検査Ⅰの出題傾向』
  • 過去問を分析しますと、他の公立中高一貫校と例外なく、思考力、判断力を問う内容になってます。
    ポイントとしては過去問にも出題されているようにまず規則性を理解し、その規則性を使いながら問題の解決に当たる。また、会話文になって出題されているケースが多いので身近な場面での設定で出題されてます。2021年度では『スキー場のゴンドラ、滑走ルート』や『模様のついたテープ』に伴う推理問題が出題されてます。


  • 『適性検査Ⅱの出題傾向』
  • 過去問を分析しますと、自分の意見を記述する内容も出題されています。検査Ⅰよりは読解量は軽減されてるものの、自分の考えをまとめ、記述することを考えると日頃からの演習は不可欠です。ほぼ毎年のように200字以内の記述問題が出題されてます。単純な知識解答ではないのでこの形式にしっかりと慣れておくことが必要です。2021年度では『道具やものの工夫と進化』『紙タオルの是非について』に関する自身の考え、提案などが出題されてます。


  • 【エデュオからの『札幌開成中等教育』メモ...】



    《授業の特色》
    ①6年間を基礎期(1・2年)、充実期(3・4年)、発展期(5・6年)として、段階的に学習内容を深化させていきます。
    ②定期テストはありません。単元ごとにIBの評価方法に基づいて評価していきます。
    ③少人数制ですので2クラス80名を3つに分けて授業。さらにまとまった授業時間を確保するために2時間連続で設定されてます(5分休憩あり)。
    ④「課題探求の学習」の実践のために生徒一人ひとりにタブレットを使用した学習も展開してます。


    《入試メモ...》
  • 札幌開成中等教育の倍率は、開校当初は定員160名に1688名が出願、倍率10.6を記録しましたが、2021年度は定員160名に対し552名の志願者となり、倍率も3.45倍と開校当初と比較するとかなり落ち着きました。
    しかし重要なのは、この傾向は首都圏の公立中高一貫校にも同様で「入学しやすくなった」ということではありません。
    いわゆるしっかりとした『事前対策』をしなければ入試を戦っていくのが厳しくなってきた表れでもあります。
    入試に向けた演習を行うことが大切です。

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  • 【教育大附属札幌中学】

    附属札幌中学


              
    1947年度、新学制の実施に伴い北海道第一師範学校男子部附属中学校として創立されました。 そして1950年度に当時の新校舎が現在の札幌市中央図書館がある南22条西13丁目に開校。さらに1987年度には現校舎がある北区あいの里に新校舎が移転されました。教育大学の附属校という位置付けのため教育実習が多く、毎年研究大会が行われます。
    また選抜試験が毎年実施されているので、特に中学受験した生徒は札幌市内でもトップレベルです。
    附属高校が無いため高校受験が必要ですが、学年のおよそ半数が札幌南・北高などトップ校に進学している状況です。           

    【エデュオからの附属札幌中学メモ】


    ①倍率
  • その年によって変動しますが6~8倍くらいと推定されます。
    ※実際のところ、男子は有名私立中学受験のため数名抜けることがありますが、女子はほとんど少なく、女子の方が高倍率になる傾向があります。

  • ②入試内容・攻略
  • 国立大学(独立行政法人)附属という事もあり、有名私立中学受験の内容のような問題はほとんど散見されません。
    基本的な問題が多いのが実情ですが、算数、理科、社会では少々戸惑うような問題も出題されてます。 攻略としては皆が取れる問題は絶対に取りこぼしの無いようにすることです。
    難関私立中学と異なるのは、教科書を隅々までやり、後ろにある応用レベルをきっちりこなして完全理解することですが、受験対策としての事前準備はやはり必要です。

  • ③面接
  • 教育実習の場であるという立場から、選抜の上でも面接の判断ウェイトは低くはないので要注意です。
    (言葉は良くないですが、就職活動での圧迫面接のような理詰めな質問もあります)

  • 面接では例えば・・・
  • 話し相手に対し目線だけではなく、きちんと体の方向を相手に向け、相手の目を見て理解する姿勢があるかどうか
  • 返事など礼儀正しいかどうか(入退場時、質問の返答時)
  • 廊下・待合室ではきちんとじっとして待っているかどうか
  • 自分の意見をハッキリと話せるか。どんなに意地悪な質問があっても堂々と返答が出来るまで練習する(声の大きさなど)

  • また集団活動では...
  • 困ってる人に手助けしているか
  • 積極的に進んで他人と交流しようとしているか

  • などなど...。

    《授業の特色》
  • ディスカッション形式の授業もあるので、問題解決能力の高い積極的な生徒に育つ可能性は大きいかと思います
  • 先生もオリジナルプリント作成や独自の授業(の内容)を展開していくなど生徒の興味を引き上げていく授業が多いです

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